2023年1月25日(水)

なんかこのまま一人でいい気がしてきた。

結婚とかしたら、配偶者は私みたいな耳垢と同じくらいカスな存在と生計を共にしたり同じ空間で生活しないといけないわけだもの。可哀想すぎる。

誰でも出来るような仕事をわざわざ資格とって転職して収入下がって貯金も全然無くて、甲斐性なしのくせに可愛げもなくて性格も悪い。手先が器用とかいうどうでもいい利点だけ持ってて、生み出すものは生活に必要ないおもちゃばっかり。それだって別に誰にでも作れるように開発された誰にでも作れるキットを使ってるだけで、そういうところに無駄金を注ぎ込んで生活が終わってる。

 

終わってんな~

助けて~

結婚したいと思うのは、そういう終わってる自分を助けてくれる誰かが欲しいだけなんじゃないのか?誰かに負担を強いて幸せか?もっといい人が絶対この世のどこかにいるはずなのに私みたいなカスを押し付けたら相手が不幸じゃないか?

 

例えば大事な人ができたとして、それにこんなカスを相手にさせるのは「大事にしてる」と言えるのか?大事なら他の女にしとけと思わないのか?自己中に考えてないか?自分だけ幸せになれればいいのか?

そもそもそんなやつはいるのか?私に価値を見いだす馬鹿がいるのか?んなもんいねぇ。終わってるわ

 

なんかコロナの休みとか年末年始の休みとか住民税の控除が急に来たとかで、今月の給料が13万だった。

どう考えても収支が逆転しとる。

家賃とかの固定の出費で10万超えてるのに、飯とか食ってる場合じゃない。

変なタイミングで友だちとディズニーいく約束とかしちゃったし、チケットの払い戻しできないから行くしかないし、困ったな。ディズニーでも飯とか食ってる場合じゃない。

 

自分の葬式くらい自分の金であげよう。

とりあえず今月と来月を乗りきったら貯金がんばろう。

 

今日は兄の誕生日。婚約者とお祝いするのだろうか。

妹は孤独と貧困を満喫しています。

誰にも会いたくない。

 

2023年1月15日(日)

大叔父さんの告別式を終えた。

正月のある朝に突然亡くなったという。腰を悪くしてからほぼ寝たきりの状態だったようだが、前日の夜は息子夫婦と孫と酒を酌み交わし、大笑いし、いびきをかいて寝たらしい。眠るように亡くなったという表現がぴったりの最期だったようだ。

 

私は、葬式が苦手である。何故かというと、棺の中の故人の顔を見るのが嫌だからだ。

私は、どんなに親しい人でも、世話になった人でも、死体は死体としか思えないことがずっと悩みだった。「顔を見てあげて」と言われてしぶしぶ窓を覗き込むと、死化粧のファンデーションが生前の肌艶を塗りつぶしているし、乾燥した唇も「偽物」のような気がしてしまう。蝋人形みたい、と思うとそこから聖飢魔IIが連想されて、閣下が脳裏に浮かび、故人を偲ぶどころではなくなる。

 

棺にお花を入れるときも、故人のお身体に触れる最期の機会ですと言われても絶対に触らないようにしている。冷たい肌の感触を知ってしまったら、本当にその死体が「偽物」であるかのように感じてしまうかもしれない。……そんなことを考える。あと、単純に死体が不気味だから近づきたくないと思っている。

頑固だけど孫には甘かった祖父も、娘のように可愛がってくれた叔母さんも、正月に食べきれないほどごちそうを買ってくれた大叔父さんも、高校時代の部活の先輩も。みんな、人形みたいに横たわっているのが恐ろしかった。

 

火葬を終えて親戚一同で酒を酌み交わし、酔っ払った両親と共に帰路についた。電車で並んで座っていて、父は爆睡していた。母は珍しくフラフラになるほど酔っていたが、電車に揺られている間に少し覚めたようで、私に「家族というのは……」「親子というのは……」と、今までに何回も聞いた人生哲学を語りだした。

私と母は、仲のいい親子だ。少なくとも母はそう思っているし、私もそういられるように努めている。母と私は性格も価値観も真逆で、親子関係でなければ関わることもなかっただろうと思う。

母は、こうして酔いすぎたときによく「あなたのことが好き、あなたといる時は楽しいし、とても安心する」と話してくれる。私はそれに「そうなんだ」と返すことしかしないのだが、きっと母は「私もママのことが好きだよ」と返してくれるのを待っているのだろうと思う。私は、形式的にそう返すことも出来るはずなのに、いつも言葉が出てこない。ここで「私も……」と返すことが、母親の理想とする親子関係に最も近いものだと分かっているのに、照れなのか、言いたくないだけなのか、分からないけどいつも言葉が出てこない。

 

母は「私のこと苦手?」と聞いてくることもある。母はきっと、私が母に対して抱いている苦手意識に気づいているのだと思う。私はこう聞かれるたびに「頑張って演じて隠したつもりだったのになぜバレているのか」と思う。結局私は「そんなことないけど。なんで?」と返すことが精一杯だし、母は私の「なんで?」にはいつも返事をしない。

多分母は、確認したいのだと思う。「苦手?」と聞かれた私が素直に「苦手だよ」と答えて傷つけるような安易な娘ではないと知っているのだ。だからわざと「そんなことないよ」と言わせたいのだ。そうして、母自身の不安を消そうとしているのだと思う。だけど、私が言う「そんなことない」が心から出た言葉ではないことも、多分気づいてしまっているだろう。だから、私がなんと返しても母は傷ついているかもしれない。

もしくは、母はきっといつか私が「正直に言うと苦手だよ」と答えてくれるのを待っているのかもしれない。母は、私が母に本音を話していないことも、内面について語らないことも分かっているから、きっと私に本音をぶつけてきてほしいのかもしれない。

だから、「私のこと苦手?」と聞かれた夜はいつも、母を傷つけている罪悪感で身体が重くなる。

 

こういう葬式の日は、家に帰ってから家族の死を想像して情けないほど泣くことが多い。今日は特に酷く、1時間泣き続け、風呂に入っても泣き、ドライヤーで髪を乾かしながらまた泣いていた。想像だけでこうなら、現実になったとき私はどうなるのだろう。母のことが苦手で、嫌いだと思っていたけれど、涙と一緒にそういったマイナスな気持ちが流れて出ていったように思えた。

私は泣くたびに「こんなに愛しているのにどうして母を心から好きになってあげられないのか」と苦悩する。最近はもう、どうして苦手だと思っているのか分からなくなってきた。母の言動は娘への愛があり余る故だと昔から分かっているのに、一過性の嫌悪感で母親の全てを否定しているような気がするのだ。もっと年を重ねて、もっと冷静に自分の思考を分析できるようになれば、いつか母のことを苦手じゃなくなる日が来るのかもしれない。

 

そうなればいいと思う。そうして、母が聞きたがっている私の本音とか、何を思って生きているのかとか、何に対して喜びや悲しみや怒りを感じるかとか、そういう話を出来るようになったときが、本当の親孝行なんじゃないかと思う。

 

その時私はどう思うのだろう。長い間待たせてごめんと思うのだろうか。母は笑って許してくれるだろうか。

2023年1月14日(土)

2019年1月1日の自分へ。

 

まだ実家を出ていないころですね。出たくてたまらないでしょう。その年の夏に、友人とルームシェアをして家を出ますので楽しみにしていてください。最高の二年間を過ごします。思い返すだけで涙が出るほど楽しい日々でした。

ちなみに、今は実家から1駅離れたところで一人暮らしをしています。最高です。1駅だけかよと思うでしょうが、実家とのつきあい方を考えると、一人暮らし中は近い方が楽です。だってあの母親だから。ね。

 

家族と過ごす年末年始が嫌だと言っていますね。それは今もそうです。嫌です。家を出ても年末年始は実家に帰って嫌々ながら過ごすのだろうと言ってますが、それも大当たりです。今年の年末も帰りました。嫌です。嫌でたまりませんでした。でも親の機嫌をとるために帰ります。仕方のないことです。

 

実家に住んでいないのに大掃除を手伝わされます。窓拭きと鏡拭きです。「あなたが好きなやつをとっておいたわよ」と母に言われました。最悪です。その窓と鏡を汚したのはあなたたちであって私ではない。掃除をする義理なんかないんです。でもやらなければいけません。なぜなら私は家族の一員だからです。

来年からは年末は帰らず、年始に帰ろうと思います。大晦日恒例のしゃぶしゃぶは食べられなくていいです。「家族なんだからやって当然」から逃れるために、年末は帰らない方がいい。大掃除なんて自分ちだけで十分だわ。

 

彼氏とも別れました。2019年のあなたから見たら二人別れています。母は私が元カレとじきに結婚すると期待して、他人にもそう言ってしまったみたいです。別れたことを伝えていなかった私が悪いです。でもね、話したくないんです。2019年のあなたがそうだったように、2022年の私も母と恋愛の話はしたくありません。気まずいから。

私は、親と恋バナをするのは、親と下ネタを話すくらい気まずいと感じるようです。母親から「好きな体位なに?」とか聞かれたら気分最悪ですよね。あれと同じくらい最悪な気分になります。

 

思い返すと懐かしいですが、小学生の頃、母から好きな男の子はいるかと聞かれて素直に答えたこと、猛烈に後悔しましたね。毎日毎日、今日は喋れたのか、何か進展したかと興味津々で質問してくることに辟易として、もう二度と母と恋愛の話はしないと決意しましたね。あの頃から、母は私の結婚と出産をずっと待っています。最悪です。母は私に対して「結婚して出産するのが当然」と幼少期から刷り込んできていましたが、27歳にもなって独り身だとは予想していなかったのでしょう。最悪ですね。ほうっておいてほしいのですが、そうもいかないようです。

 

今年はもっと最悪なのが、親戚の集まりが4回もあったことです。一度目は年越しを家族で、二度目は母方の親戚と、三度目は家族といとこたち、四度目はまた父方の親戚で、今日葬式で集まりました。(明日は告別式です)どの集まりでも、「あなた、いい相手はいないの?」と聞かれては「いやぁ……」と濁し、「すぐ出会えるわよ」「孫見たいわね」と励まされています。率直に言うと、普通に吐き気がしました。これで私が一生誰からも愛してもらえず独り身だったらどうするんだろ?なんて声をかけてくるつもりなんだろ?

 

いとこ(姉)が結婚して、1歳の子供がいますね。「犬を飼うから子供はいらない」と言っていたのにね。でもよかったです。母にとっては孫みたいな存在が誕生したわけですから、私へのプレッシャーも薄れ……と思いましたよ。逆に私の分と兄への期待が増してました。「やっぱり我が子の孫を抱きたい」だそうです。困りましたね。

驚いたことに、いとこ(弟)も、そして私の兄も、すでに婚約していて3月に入籍するそうです。つまり、来年の集まりは「私以外全員が伴侶と共に集まってくる」という状態です。今からすでに死にそうです。全員が私を囲んで結婚出産の圧をかけてくるということです。そして私は、独り身ゆえにまた母のパシりに使われ、ご馳走の席のセッティングなどを手伝い、みんなが帰っても片付けを手伝わないといけないんです。どうする?今のうちに死んでおいた方がいいかもしれません。とにかく、来年は仮病を使って集まりはサボりましょう。自分を守るべきだと思う。

 

家族を傷つけたくないという想いだけで、家族関係を良好に保てるように努力している私は、とても偉いと思います。それだけの想いで、月1で実家に帰り、料理を手伝って風呂を掃除し、価値観が合わないのに酒を飲み交わして相づちを打つだけの3時間を過ごし、頼まれたことは何でも笑顔で引き受ける。母が自慢に思う「仲良し家族」「仲良し親子」を継続させるために、母と仲良くし続けています。本当は、私の意思で終わらせることだってできます。でもそうはしません。悲しませたくないからです。家族でも誰でも、もう誰かを悲しませるのはごめんです。

さっさと死にたいのに、親より先に死んで悲しませたくないから頑張って生きています。生活なんていう意味も価値もないクソつまらないものを毎日毎日続けています。親は長生きしそうです(死んでほしいとかそういう意味じゃないです。普通に死んでほしくない)。痛みも苦しみも嫌いな私では自死など出来るはずもないですが、いつ死んでもいいという安心感を早く手に入れたいと思う今日この頃です。2019年のあなたは偉かった。2023年の私も偉いはず。きっと今後もずっと偉いです。誰も褒めてはくれません。でも私だけは、私がどれだけ偉い娘であるかを知っています。

 

悲しいことですが私は母の傀儡として機嫌を取り続けないといけません。「そんな生き方をする必要はない」と他人に言われても変えることはできません。家族は仲良く大事にするものだと刷り込まれている以上、私は自分の機嫌より母の機嫌を優先することしかできません。学生時代はそれがどうしても出来ませんでした。嫌なものは嫌でした。最近は大人になって感情の制御が出来るようになってきました。下手に反発して怒らせたり拗ねられたりすると面倒ですし。

 

両親は60歳になりました。あと30年くらい?と考えると、もう数えるほどしか会えないです。(月1で会っていますが)今のうちに嫌々でも親孝行をして、もしそのときが来た時、ああしていれば、こうしていればと後悔しないようにします。後悔してしんどいのは自分です。自分のために、親孝行しようと思います。私の目標は、両親が幸せにこの世を去れるようにすることです。好きになれない母でも、その目標を変えることはしません。

感謝してほしいくらいだね。自分のことを好きになれないのに、おくびにも出さず機嫌とって尽くしてくれる娘にさ。そんな私に対して母は「私の教育がよかった」とか思うのかな。どうだろう。まぁ育てられた側の私には何も言えないな。だって私が今こうしているのは間違いなく両親の教育の結果なわけですし。

 

そんなこんなで、2023年もあらゆるしんどさに耐えて生活を営んでいきます。生活、この世で一番つまらないのにやめることは許されないの、最悪だね。

生んでくれなんて頼んでいないんだけどね。

でも、親にとって子は宝であり希望です。だから私は、親にとっての宝であり希望であり続けないといけません。頑張って生きていきましょう。

 

無理するなとか言いません。無理をしなくていいなら今頃生きていません。無理してでも生きます。大きな絶望も悲しみも挫折もない、平坦で平凡で怠惰な人生だけど、足を取られてじわじわと沈む沼みたいな人生の苦しみに飲まれないように。

 

 

2022年12月29日(木)

お弁当箱をごみに出してしまった。

 

その日は燃えるごみの日だった。年末も近いのでそろそろ最終の収集日が近づいている。出し忘れないようにとリマインダーもかけて、朝、出勤のタイミングでごみをまとめた。先週出し忘れたせいで2袋分あり、かさばって重かった。

私はその日のお昼に食べるお弁当を保温バッグにつめ、リュックを背負い、ごみ袋2つを引っ掴んで家を出た。こういうとき、うっかりお弁当バッグを玄関先に置いて家を出てしまうことが多々あるので、忘れないぞ、忘れないぞと意識してお弁当バッグを掴んだ。

家を出てすぐのところにごみ捨て場がある。私は右手で引戸を開け、左手に掴んでいたごみ袋2つを放り込んだ。引戸を閉め、やれやれミッションコンプリートだと一息つき、駅に向かって歩き出した。寒いので両手をポケットに突っ込んだ。そして気づいた。あれ?お弁当……

 

家に忘れた?持って出なかったっけ?あーあ、今家に戻ったら電車逃すよなぁ。あー面倒だな。今日の夕飯にしよう。冬だし家の玄関は激寒いから腐ったりしないだろう。お昼は会社近くのラーメン屋でも行こうかな……。そう思って駅に向かい、電車に乗った。

 

家に帰ってきたらお弁当バッグはなかった。家中どこを探してもなかった。家にないなら、可能性としてはごみ捨て場しかない。私はごみ捨て場を探してみた。ごみは一つ残らず回収されており、青色のお弁当バッグなどどこにも見当たらなかった。

 

もうこの感じだと、私はごみ袋と一緒にお弁当バッグを掴んでいて、ごみ捨て場に放り込んだとしか思えない。そんな馬鹿なことするか?普通……そもそもごみ袋2つを左手に持ってるのに、それに加えてお弁当バッグまで握れるのか?物理的に。だとしたら私の右手は暇してるじゃないか。何をしていたんだ?右手。あ!玄関の鍵を閉めたりエントランスのドアを開けたり、家の鍵をリュックにしまったりごみ捨て場の引戸を開けたりしていたか。あ?本当に?私はお弁当バッグをごみに出したのか?本当か?

 

私は子供時代にトイ・ストーリーをめちゃくちゃ見て育った(兄が好きだったから)。おもちゃが捨てられた悲しみにうちひしがれ、ベルトコンベアで焼却炉にゆっくり近づいていく恐怖に怯えて抱きしめあったり手を握りあったりしている様子にトラウマを植え付けられた身としては、こういうときお弁当箱たちの絶望を考えていてもたってもいられなくなる。

私はベッドにうつ伏せになって、お弁当箱たちの悲鳴を想像する。おいしいおかずを詰められて、さぁ今日のお昼も美味しく食べてもらうぞと待っていたのに、ごみ捨て場に放り込まれ、収集車に乗せられ、可愛いお箸セットとサーモスの保温ポットと数日分残っていた低用量ピルと一緒に暗くて臭い収集場に運び込まれる。みんなバラバラになりそうなところを、手を握りあってなんとか堪える。でも最終的に行き着く先は燃える火の中。

 

ああああ!なんてことをしてしまったんだ!!!!

 

一生分の後悔かもしれない。「疲れてたんだ、しょうがないだろ」とかじゃ済まされない。そもそもやってしまったのは朝なんだからまだ疲れてもいない。可哀想に。お箸セットに至ってはまだ買って2ヶ月しか経っていない。魔女の宅急便のジジが描かれた可愛いお箸とスプーンのセット。サーモスの保温ポットは煮物とかお味噌汁とか入れるのに便利だったのに。お弁当箱は高校生のときに買ったアフタヌーンティーのタッパータイプのお弁当箱で、マトリョーシカみたいに小さい箱が何個も中に入ってるやつの一番おっきい箱。あー、あーあーあーあーあー

 

あーあ、あーもう。あーーやったよ、いつもこういうことする。あーあ。なんかもーやんなっちゃったよ。あー、勘弁してよ。

あーあ、大掃除まだしてないけど捨てなくていいもの捨てちゃったよ。あー、おかしいだろ。もうー助けてくれ。この馬鹿野郎をどうにかしてくれ。

 

あーごめん。ごめんよ皆。

2022年12月27日(火)

LINEはあまり得意ではない。もちろん用があったら連絡するのは当然だし、一時的に何らかの話題で盛り上がるのは楽しい。ただ、他愛もない会話をダラダラといつまでも続けるのは苦痛だと思う。LINEの切れ目が分からず、面白くもない日常会話が続いて結局翌朝「おは~」から始まって終わりがないあの感じ。

 

先月のことだが、仲良くなりすぎて友人感覚になってしまった恋人と別れたが、何よりそのダラダラしたLINEから解放されたことがあまりにも嬉しくて、別れた悲しみよりまず「スマホ見るたびにLINEの通知が来てて、どうでもいい内容すぎてなんて返したらいいか悩んだり、どうでもいい内容を送っちゃって会話が盛り上がらなかったりしてウンザリしなくて済むんだ!!!!!」と歓喜のあまり天を仰いだ。だが、私の地獄はここからが始まりだったのだと思う。

 

周囲の友人が相次いで同棲や結婚をしていく中、独り身の私は毎日毎日暇を持て余していて、来る日も来る日も仕事を終わらせたらダッシュで帰宅してドラクエ11に勤しむ日々を送っている。カミュ君、最高。

しかし、カミュ君最高などと思っているときにふと、仲のいい大学時代の同期たちが私を除いて全員結婚した事実にうち震えた。カミュ君最高とかふざけたことを言っている場合なのか?私はこの間恋人と別れたというのに他は全員人妻になっているのだ。怖っ……

 

そして、改めて赤の他人からの特別な愛(信頼)を得たいと思った。何よりも優先される存在、結婚という契約を結びたいと思える存在、生活の一部となってほしい存在、いいな~~~私も誰かの特別になりたいし誰かを特別に思いたい……。

元ヶ恋人から「お前とは結婚できねー」とフラれたことや友人から「お前は絶対幸せになれない」と言われていることが呪いのように脳裏にへばりついているが、私の人格が終わっていて人としての魅力がないことは置いといて(置いとけないけど)なんとかこの独り身状態から脱却したいところだ。上司と「はい」「分かりました」しか会話しない現在の職場では新たな人間関係の構築は見込めないし、まっすぐ帰宅して夢中でドラクエ11をやる生活に新たな風を吹かせなければ……

 

という長い前置きを経て、ついに入れたわけです。マッチングアプリ

いやーこれね……煩わしくてやばいね……。

 

まず、相手を知るためにチャットをしないといけないわけです。はい、ここがすでにしんどいのですが、「あまり返事を溜めてしまって『こっちに関心がないんだ』と思われると困るな」という思いと「相手のこと何も知らんから興味も沸かないし話すことねぇ~」という思いが交錯している。大体のことはプロフィールに書かれているから、その内容の確認作業みたいなチャットになってしまって面白くない。

しかも何も考えずにイイネ!とかしちゃったせいで一気に何人もマッチングしてしまい、一気に何人もから毎日ひっきりなしにチャットが飛んで来るようになった。スマホを開くたびに通知欄に「◯◯さんからメッセージが届いています!」が4件くらい溜まっていて、部屋に虫が出たときみたいな悲鳴と嫌悪感に襲われて「うわ!!また来た!!!」と思っている。2~3時間置いてから返事をするようにしているが(ダルいから放置してるだけ)中には即刻返事をしてくる猛者もいて、「こいつ仕事中も片時も離さずスマホ見てんのか?大学生か?もしくは網膜とスマホBluetoothで繋いでて、チャットが来ると視界に通知が来るようになってんのか?」と辟易している。

 

恋人と別れて煩わしいLINEが終わり、ウッヒョ~!!と思っていたあの頃の私よ。今は4人からずっと毎日チャットがきて、大しておもんない話をダラダラ続けているよ。

あと、知らん人とハイペースで会ってるよ。ほんと疲れるよ。盛り上げなきゃと思って何時間も過ごすのはつらいよ。そういうことを考えなくて済むような相手に出会えたらこのアプリを終えられるのか……と最近思うよ。ダルいね。

 

ダルくて面倒で煩わしくて辟易としててマジで早くやめたいけど、友人がみんな出産とかして子育てに忙しい中で自分だけ暇してて毎日ゲームして、友人と遊びたいけど生活が違いすぎて集まれなくて自分だけ孤独になるとかもっと最悪なので何とか続けるしかない。

こういうことしてると生活をやめたくなる。

無理にこんなことしてまで続けないといけないものだろうか?生活。別に生活やりたいですなんて一言も言ってないのに強制的に開始されてやめることは許されないとかおかしくないですか?楽しいことも多いけど生活を続けてまで味わいたいことなんて一つもないんだが?ドラクエ11だってクリアまでいけてないし、友人たちの結婚式も楽しみだけど別に、神から生活を今すぐ終らせていいと言われて眠るように死ねる終了ボタンを渡されたら即刻押してしまうな。

 

と、最近は考え事をしていると最短ルートで「死にたい」に行き着いてしまうので、寝るときは何も考えないようにしている。金魚が泳いでいる水槽の、モーターと水が流れる音だけに耳を澄ませている。私がこの子たちの世話をしなければと思うことと、いや金魚の世話なんて誰でも出来るわという思いがゴチャゴチャになり、いつの間にか寝ている。

 

最近、ジムに通い始めた。朝ジムだ。7時から1時間トレーニングして出勤するというハードな毎日を過ごしている(とかいってまだ2日目だけど)。

とにかく、考える余裕がない毎日にしないと何もかも終わる気がしている。筋肉痛で足が痛くて階段を上り降りするたびにヒェ~!!!と思って生まれたての小鹿のように足を震わせてしまうくらい、思考を一旦ぶったぎってくれる外的要因がないとしんどい。そんな中、スマホを見ると「◯◯さんからメッセージが届いています!」と言われる。私はそっと通知をスワイプして消す。2時間後に返事をしようと誓いながら。

2022年8月18日(木)

転職活動を6月に終え、7月6日に課長に「転職するので8月お盆前に辞めます」と報告した。「引き継ぎに時間がかかるので、早速準備を進めたい。引き継ぎ先を誰にするか決めてくれ」とも頼んだ。部長と退職に関する面談を行ったのは、その二週間後だった。しかも、たまたま発生した飲みの席だ。

課長の話によると、「私から退職の報告をされてすぐに部長に報告した」とのことだが、部長は受け入れたくないあまり私にその話をしないようにしていたようだ。たまたま課長と部長と私だけで飲む機会があったので、思いきってその話を切り出したのだ。私から。

すると「引き継ぎに時間がかかるからもう少し伸ばしてくれ」と言われた。次の会社の入社日に関わるので、とりあえず次の会社に相談すると答えた。また、私の取引先の引き継ぎを誰にするか、候補をあげてくれと言われた。翌日も飲むことになっていたので、翌日早速資料を作成して飲み屋で見せた。課長と部長は「これを参考に引き継ぎ先を決めます」と言った。

また、次の会社の好意で入社を延期することができて、8月末までいられることを報告した。引き継ぎ先はなるべく急いで決めてくれと頼んだ。

 

そこから、引き継ぎ先が決まらずまた二週間が経過し、気づけば8月になっていた。退職の旨を報告してから一ヶ月が経過している。

「引き継ぎの時間がないから……」と言われてたのに、彼らは一ヶ月も無駄にしたのだ。

退職届もなんだかんだずっと課長が持っていて(途中で退職日が変更になったので出し直したのもあるけど)、ようやく受理されたのは8月10日だった。退職日が受理されるまで社内で退職の話をするなと言われていたので、ようやくここで情報解禁になった。解禁された段階で既に退職まで一ヶ月ない状態。しかも解禁の仕方が酷い。課長が私の退職について部内チャットに突然貼る愚行。部内は阿鼻叫喚(噂が回ってて既に知っている人もいたけど)私は後追いする形で「突然のご報告で申し訳ありませんが……」とご挨拶するはめになった。

 

そして引き継ぎ先が決まってすぐ、部長が「引き継ぎの時間がないから、終わらなかったら有給消化期間を縮めて出社してね」と言ってきた。正気か?うち、有給の買い取りないんだぞ???有給とれなかったらとれなかった分ムダになるんだぞ?

誰のせいで引き継ぎの時間がなくなったと思っているのか?課長と部長が引き継ぎ先をいつまでも決めず、私の退職手続きも進めず、なぁなぁにしていたからだ。だが、営業フロアのど真ん中、周りに人もたくさんいる……ので、私は仕方なく「はぁ……覚えておきます」と返事した。

 

そして今、あらゆる取引先に足を運び、退職の挨拶と後任の紹介に奔走している。もっと早く決まっていれば余裕をもってアポイントをとれたのに……と上司に対する小さな恨みが募る。だが課長は、取引先との商談中「辞めちゃうんですよ。もうちょっと長くいてくれってお願いしてるんですけど、頑なに8月末って言って聞かないんですよねぇ」と言いながら笑っている。だから、誰のせいで引き継ぎの時間がなくなったと思っているのか??こちらは譲歩して引き延ばしてやった結果が8月末なのだ。次の会社にも頼んで延ばしてもらっているのだ。これ以上お前らのためにやってやることなんかない。

 

私はお客さんの前にもかかわらず「そりゃそうでしょ。あなたたちが引き継ぎ先を決めないで一ヶ月も無駄にしたんだから。だから急いで決めろって言ったのに……絶対8月末で辞めますよ」と返すようにしている。なんかムカつくし……もう辞める身だから関係ないし……。

 

そんなわけで、今日はせめてもの抵抗としてとった有給を謳歌している。仕事の電話やチャットがバンバンくるけど、もうしょうがない。

 

2022年4月28日(木)

特筆すべきことはない。最近は、とてもよく本を読んでいる。月に3冊くらいのペースで。

 

対面の席にいるおじさん上司も本を読むので、よく貸してくれる。「東京タワーおかんとぼくと時々おとん」も「君の膵臓を食べたい」も貸してくれた。原田マハの「本日は、お日柄もよく」はすごく面白かった。今度私から小川洋子を貸してやろう。

 

仕事は、異動になった後輩の分をすべて引き継いだので、尋常じゃない量ふえた。ノー残業で日々を過ごしてたのに毎日残業になった。営業はいやだなと毎日思う。これから転職するんだ、もう2ヶ月後とかにはこんなことしなくていいんだ……と自分に言い聞かせることだけが慰めになる。まぁまだ転職活動はじめてないけど。

 

キリのいいところでやめて後輩たちに迷惑をかけないようにしたい……私は社内でも特殊な製品を扱う営業で、特殊な部署にいて、その部署の人たちは辞めたり異動したりで、全部把握しているのはもう私しかいない。私がいなくなると結構大変なことになる……と分かっているので、秘密裏に引き継ぎ書を作りつつ、タイミングを見計らっている。

 

ま、タイミングなんか見計らってるから後輩の異動とかぶって辞められなくなってるんですけどネ~。