2021年12月31日(金)

今年一年を振り返る。

 

・趣味が異常に増えた

元々細かい作業が好きな私は、ペーパークラフト(ジブリシリーズ)と出会ったためにペーパークラフトが趣味になってしまった。一つ2000円くらいするのにもう9個も製作してしまっている。ちなみに、あと3個追加で買ってある。

 

・フィギュアにハマった

上記のペーパークラフトをケースに入れて飾っていたら、細かいものを眺めることの『悦』が気持ちよすぎてフィギュアを購入するようになってしまった。ただ、もう欲しいものはないのでこれ以上は増えない。というか、もののけ姫のフィギュアを2体9万円で買ったときに大いなる満足を得て、そして冷静になった。

受注生産で予約済みのウルキオラのフィギュア(BLEACHのキャラ)も2万円したんだけど、冷静になってしまったのですごく後悔している。要らない気がしてきた。5月に届くんだけど堪能したらメルカリに出そうかな。

 

・彼氏にフラれて自分を見失った

1年付き合った彼氏に8月にフラれたわけなんだけど、その時言われた言葉の数々が刺さりすぎて、恋愛、ひいては人間関係そのもの、というか自分自身が分からなくなっている。未だに分からない。

「ありのままを受け入れられる」が人間にとって良い状態、みたいな世間の風潮と、「ありのままでいたら受け入れてもらえなかった」という事実で、今後どう生きればいいのかイマイチ分かっていない。正直もう年齢的にこれから恋愛をするとなると結婚を考えなければいけないわけで、そうなると好きというだけではどうにもならず(だからフラれたんだけども)ここからはどう頑張っても打算的な恋愛しかできなくなるような……いやそもそも、私はこのまま女性的な愛らしさを持ち合わせず、誰といても笑いばかりとろうとしていたらマジで大人になれない気がしてきた。でも今更自分をどう変えていけばいいのか分からないね。困ってます。いっそ死にたいです。

 

・転職を考えても専門スクールに通い始める

メーカーに入社して営業として勤めて早4年目。数々の理不尽、年に二回は変わる部長、責任をとってくれない営業本部長、クレームが来ても協力してくれない品質部長などなど、社内での上長たちに対する信頼を完璧に失っているので、普通に転職を考え、好きな仕事をしようと決意したのは7月頃だった。

もうね、営業がね、嫌いなんです。客も嫌いだしもう無理です。元々知らない人と喋るのが嫌いだし(二度と会わないと決まっているなら全然喋るけど)売上とか興味ゼロだったし、じゃあなんで営業職についたのかと聞かれると、新卒の就活がダルすぎて適当にやったから。馬鹿ですね。

本は好きだし、本書くし、なら出版系の仕事を……と思って調べてたどり着いたのが校正(校閲)。採用には経験者が優遇されるのでスクールに通って年明けの検定を受けようとしている。仕事しながら休日にスクール通って勉強するの、つらい。スクール自体は2月まであるのでまだまだ頑張らなければ、、、

転職は、検定の結果に関わらず2月からはじめて、4月の途中に退職して有給消化して(なんで4月かというと、新しい年度になって有給が増えるからです!いっぱい休みたーい!)5月に入社、が理想。

早く実家出たいし(家事をやらなくていい、生活費が安いというラクさより、親の管理下にいる煩わしさのほうが4369564倍しんどい)、早く転職先決めて早く一人暮らししたい。

 

・髪の毛を巻けるようになった

馬鹿馬鹿しいけどホントにワンカールしか出来なかった。でも今はウェーブ巻きなら出来るようになった。

 

・セルフネイルをするようになった

ジェルネイル楽しすぎ。

 

・スキンケアをちゃんとするようになった

化粧水ぱぱぱー、保湿クリームぬりぬりぬりー、で終わってたけど今は導入美容液、アイクリーム、ビタミンクリーム、まつげ美容液……やらなにやら、いろいろ塗るようになった。あとちゃんと皮膚科に行くようになった。

 

他にもあるんだろうけど思い浮かばない。

 

2021年10月16日(金)

 私は物づくりが好きだと思っていたが、私が実際に好きなのは「物体」そのものではないかと最近になって気付き始めた。

 幼少のころは絵を描くのが好きだったが、人に自慢できるほどの腕前には至れなかった。例えば友人と絵しりとりをすると「何が書いてあるかは分かる」程度の絵しか描くことができない。絵しりとりをするにあたっては、ある程度は描ける器用さなどいらない。絵が下手でないと面白さが生まれない。どっちつかずで宙ぶらりんな私の前に、のちにプロのイラストレーターとなる天才的画力の女子が現れ、自然と絵を描くことをやめた。当時の私は、自分の手で生み出した物体より、その物体に対する評価がほしかったのかもしれない。

 いつからか切り絵をするようになっても、クリエイターの集まる雑貨の即売会で天と地ほどの差を見せつけられてから、自分の生み出す物体のくだらなさに心底嫌気が差したりもした。評価うんぬんではなく純粋に楽しむことを目的として物作りをするようになったのは、社会に出てからかもしれない。私は本を書くようになった。空想が頭の中の容量を食うので、文字に起こして吐き出すと気持ちがよかった。

 何かを生み出すと満足する。物づくりの達成感は完成品を目の前にして一息ついたときに初めて心の底からわいてくる。本の達成感は、わざわざ印刷所に入稿して製本してもらって、家に届いて梱包を開けて、ページをパラパラと捲って真新しい紙のにおいを嗅いだ時こそ味わえる。私は物づくりが好きだと実感する。

 最近は既製品のペーパークラフトキットを購入し、自分で組み立ててフィギュアを作る。息を吐くだけで1ミリ程度のパーツが飛んで行って消える。木工用ボンドをつけ間違えると跡が残って汚く見える。ほんの少しの緊張感の中で作り上げたものは自分にとっての超大作とも言えた。今ではその超大作のペーパークラフトが9個も棚に並んでいる。私は物づくりが好きなのだ。

 テレビでもネットでも、物体を見ると作ってみたいと思う。完成した品は別にいらないから、作る過程だけでも体験したいと思う。よく家族や友人や恋人のお祝いにメッセージカードを作って渡す。私はただ切り絵がしたいだけで、完成品を相手に贈ったあと、それが大事にとっておかれるのか、それともなくされるのか、はたまた捨てられるのか、そこには興味がなかった。だから本当にごく最近まで、私は物づくりだけが好きなのだと思っていた。

 

 だがどうだろう。自分の部屋を見渡す限り、完成した品は別にいらないと思う人間の部屋ではない。

 

 作ったペーパークラフトは、埃をかぶらないようにわざわざ透明なプラスチックケースにしまっている。書いた本は12冊にも及ぶが、全て後生大事に本棚に並べられている。私はそれを眺めるたびに満足する。古い友人の実家に遊びに行くたび、趣のある勉強机に私が贈った桜のメッセージカードが飾られているのを見てほくそえんだりする。自分の生み出したものにいらないものなど何一つとして無いのかもしれない。私は、物を作った過程で楽しんだ記憶を、物体そのものの中に見てまた楽しんでいるのだろうか。

 

 最近は普通にフィギュアがほしくて買い漁り、細部まで舐めるように見つくして、これが完成されるまでの過程を想像する。全部機械で作られた大量生産品かもしれないが、その一つ一つのパーツを手で作ったときのことを考えると胸が躍る。フィギュアなんて特に、部屋にあってもなんの役にも立たず、強めの地震が来れば倒れたり落ちたりして、頭や足がもげるかもしれない。仕事を手伝ってくれるわけでもないし、いい香りがしたりおしゃれな音楽が聞こえたりするわけでもない。ただそこにいるだけのものなのに手に入れて傍に置いておきたいと思う。私は物体が好きだ。私が気に入った物体を見るのが好きだ。これは誰もが当たり前のように持つ感情かもしれないが、私自身がここに気付いたのはとても意味のあることで、ここに至った過程も、とても意味のあるものだったと思いたい。

 長くなったが、何が言いたいかというと、11月から予約が開始するウルキオラの2万のフィギュア買います。ありがとうございました。

 

 

 

2020年11月17日(火)

実家を出て他人と共同生活(ルームシェア)をして分かったことを書く。と聞こえのいい言い方をしたが、これから他人と住むかもしれない人は読んで損はないだろう。

 

最初に二人のプロフィールと家事の役割を書いておく。

 

私→生粋のA型。実家は散らかしまくっていたので母親にめちゃくちゃ怒られていたが、実家を出たとたん神経質になった。仕事は雑なので上司にも客にも怒られっぱなし。

同居人→A型のはずなのにズボラ。意外と神経質なところもあり、防犯意識はあるため一人でいるときはチェーンをちゃんとかける(ので後から帰ってきた私が家に入れないことがたまにある)。仕事はできるのに自分じゃないミスのせいで客に怒られっぱなしで可哀想。

 

料理→私(家に着くのが早いから)

掃除→気づいた人(だが同居人は汚れに気づけないので私しかやらない)

洗濯→気づいた人

皿洗い→同居人(私が料理担当になったときに「皿洗い太郎になる」と宣言していたがよく忘れて先に寝る。最近はよく洗ってくれる。)

ゴミ出し→気づいた人(とは言え同居人は燃えるごみの日しか覚えていないのでその他のゴミ出しは私がやっている)

買い出し→気づいた人(ただし食品は私。料理をするのが私なので同居人は冷蔵庫の中身を把握しておらず買ってこれない。生活用品は同居人も買ってくることが多い)

 

 

【料理、食事編】

・好みじゃないおかずは箸をつけない

皿洗いがダルいのでなるべく少なく済むように大皿スタイルで出しているが、好みじゃないおかずはちっとも食べてくれない。卵とトマトの炒め物を出したときは本当にビビるくらい食べなかったので全部私が食べた。

・2本ある水のボトルのルーティーンを守ってくれない

冷水を大量に飲む私は2リットルボトルの水を2本常に冷蔵庫に常備しなければもたないため、1本減ったら水を補充して冷やし、もう1本の冷えているほうを消費するというスタイルを取っている。だが水分をほぼとらない同居人は1本が減る前にもう1本の水を飲んだりするため、どっちも平等に減り同じタイミングでなくなり、どっちも補充してどっちもぬるい水になったりする。

原因は、同居人の特性「手前にあるほうから飲む」だと判明し、意識的に飲んでほしいほうを手前に配置しておくことで改善した。未だにたまにやられる。

 

【お風呂編】

・ちゃんとシャワーを止めない

同居人が風呂から出たあと、よく浴室からポタポタ聞こえる。なんならこれを書いてる今も聞こえる。うちは水道代が定額なので問題ないが、普通これめちゃ怒られるんじゃないか?

注意するのが苦手なので、以前「風呂から水音聞こえるなと思ったらシャワー止まってないことよくあるんだよね」と言ってみたら「それな!なんか変だよねこの風呂!」という返答が返ってきたことがある。たぶん君だと思う。いや私か……?

・排水溝に髪が詰まると髪は取ってくれるが水垢の掃除はしてくれない

本当に髪だけ取ってくれる。汚れは取ってくれない。「髪の毛ありがとう」と言うと「いやいいよ、取っただけで掃除はしてないからサ!むしろごめん!」と言われる。逆に私は水垢の掃除だけで済むのでヨシとしている。

・フタをちゃんと閉めない

チューブ型の洗剤石鹸やカップ型のトリートメントのフタもちゃんと閉まってない。あと中身が少なくなって使わなくなった紫シャンプーとかずっと放置してる。捨てていいのか確認するのも面倒。そういえばマヨもケチャップも閉まってないことある。私が閉めて回ることで解決している。

 

【皿洗い編】

・神経質なのでやたら洗剤で浸け置きをしたがる

納豆の粘りは水溶性なので水でこすれば綺麗に落ちるのに、それを知らないらしく茶碗を洗剤まみれにして半日放置したりする。大根をおろすと「器が大根臭い!」と言って洗剤まみれにして半日放置する。普通の皿は水に浸けておいてくれないので、洗うときカッピカピだったりする。最近は私が全て水をかけて予防に徹している。

・シンクに置けなくてコンロに置いてあった使用済みの鍋やフライパンに気づかなくて洗ってくれない

これはもう仕方ないと思ってるんだけど、洗い物が終わったあとに明らかにギットギトなフライパンを見つめながら煙草を吸ってるのを目撃すると「何故……?」と思う。予防として、料理した直後に全部私が洗っておくことにした。

・洗いが雑すぎて油が落ちてない

かと言ってフライパンを洗ってくれてもめっちゃ汚れが残っているので、料理前に洗い直すこともたまにある。

・濡れたまま食器棚に戻す

台所が狭いので洗った皿を置く場所も狭い。置ききれないものを拭いて棚に戻してくれるのだが、雑すぎるので翌日取り出すと滅茶苦茶濡れている。お椀とかも水が溜まっている。まぁいいやと思うことで解決した。

・食器棚に戻すときの配置がバラバラ

私が料理をするので私が取り出しやすい位置に置いているのだが、そんなことを把握しているわけがないので全部適当に戻される。それはいいとして、小さい皿の上に大きい皿を置いたりするのは本当にやめてほしい。バランスがヤバイことになっていてもお構い無しなので取り出すこっちがハラハラする。あと背が低い私としては、一番よく使う皿を一番上の段に置くのはやめてほしい。シンクによじ登って皿をとることで一時的に解決とした。

 

【洗濯もの編】

・服がシワだらけ

パンパンしたりしない。服もなんだか斜めっていたりする。あととんがったハンガーにニットをかけたりするので肩が伸びて着られなくなる。対策としてニット類は肩が丸いハンガーを購入して自分でかけることにした。

・靴下とヒートテックが消える

同居人は普段から黒い靴下を履いているため、洗濯物にある黒い靴下は基本同居人のもの。なので私がたまに黒い靴下を履くと全て同居人の引き出しに仕舞われる。ヒートテックは黒いものは無差別で同居人の引き出しに吸収されるので2着ほど失い、今年は黒以外のヒートテックを買うことで予防している。紫を買ったら「なにそのキモい色ww」と言われた。あなたのせいです。

 

【ゴミ出し編】

・飲んだペットボトルや缶を台所に放置する

前は洗ってすらくれなかったけど、今は洗ってラベルを剥がしてキャップも捨ててくれるが、ビニール袋にまとめているのにそこに入れてくれず、放置される。惜しい、あともうちょっとだ……。

・流しのネットと三角コーナーのネットだとサイズが違うのに気にしてくれない

三角コーナーには深型のネットをかけてほしいのに浅型ばかりかける。おかげで三角コーナーの面積の半分は使えない。昨日教えたので改善を願う。

 

【掃除、お片付け編】

・トイレのブルーレット置くだけの変え時にまったく気づいてくれない

知らぬうちになくなってて便器が汚れてきても気づかない。便器の掃除も私がしている。

・テーブルに私物を置きまくる

面積の半分は同居人の私物が置かれていてテーブルが狭い。ご飯食べるときにいちいち端に寄せているが、大半は使わないものなので片付けてほしいと切に願っている。

・ごみをゴミ箱に入れてくれない

テーブルに放置するので、困って小さいゴミ箱をテーブル下に置いたら改善した。(だがそのゴミ箱をウィッグカット用の台として使われてゴミ箱がなくなったため、仕方なく紙袋にビニール袋を被せて代用することにした)

・食べかけ、飲みかけのものを冷蔵庫に入れて忘れる

2週間前のカフェオレとか普通にある。とりあえず待ってはみるけど一向に処理されないので、私がしれっと捨てている。

・私の枕元にある棚に仕舞われた同居人の私物が溢れすぎて寝ていると頭がぶつかる

しかもビニール系だからガサガサうるさい。なにかと思って見てみたら大量のウィッグだった。

・玄関に靴が大量に出ている

履かないものは仕舞うという概念がないらしく、常に同居人の靴が4足出ている。プラス私の1足と外出用のサンダルが2足あるから足の踏み場がほぼない。たまに私が勝手に同居人の靴を仕舞っていたが、キリがないので最近やめた。そのかわり同居人の靴を踏んでしまっても気にしないことにして解決した。

 

【その他】

・コンタクトの洗浄液のフタを閉めない

同居人は基本的に全てのフタを閉めない。何もかもちょっと開いている。私が閉めて回っている。(何故か歯磨き粉はちゃんと閉まっている)

・通ったドアや開けた戸棚も閉めない

トイレも食器棚も何もかも開いている。私が閉めて回っている。

 

以上です。すっきりしました。

性格が違う人間ともう1年以上住んでいるので、最早これから誰と住んでもイケる気がします。だけど恋人の家に行くと自宅より綺麗だし、ゴミちゃんと捨ててるしドアちゃんと閉めるし食器や調味料の位置もちゃんと決まってるし玄関に靴が溢れてないし滅茶苦茶落ちつく。

2020年3月22日(日)

6つ上のいとこのねーちゃんが結婚式をあげた。綺麗だった。

ディズニーオタクのねーちゃんは同じくディズニーオタクの男性と結婚したため、ディズニーのホテルミラコスタで挙式をした。そして、同じくディズニーオタクな私の兄が、参列者にも関わらず当事者並みに興奮していた。俺も結婚式するなら絶対ミラコスタにするわ!!!と言っていた。

 

私は結婚式恐怖症である。何故なら自分が結婚式をあげるとしたら……という妄想に取り憑かれて「きっしょ……」っとなって勝手にテンションがだだ下がりしてしまうからだ。結婚式のバージンロードを父親と歩くあれも「きっしょ……」と思うし神父の長い言葉に対して「誓います」って言うのも「きっしょ……」と思うし、親の前で誓いのキスをするのも「きっしょ……」と思う。全部自分に置き換えると気まずさのあまり顔が死んでしまう。今日、夫はいとこのねーちゃんの頬に誓いのキスをしていたので「それアリなんだ!!!!!革命かよ!!!!!!!」と勝手にスタンディングオベーションしそうになった。

 

結婚、出産に関わるすべてを親と共有したくない。きっしょいから。

 

親に女の顔してる自分を見られるのが本当に気色悪い。気持ちわりぃ~~本当に無理だわ。そもそも彼氏の話ですら一ミリもしようとしない私が結婚式の一部始終を親に見せたいと思うわけがないのよ。きっしょ!見るな。いいか、家では家用の顔をしているんだ。家用以外の顔を見るな。

 

例えば妊娠したとして親から甲斐甲斐しく世話されるの想像しただけで泣くほど気持ち悪い。もう関わりたくないレベルで気持ち悪い。どうせ遠隔であーしろこーしろと指図されるし従わなければぶちギレられるんだ…………そもそも普通に風邪引いたときに看病されるのすら気まずさと気色悪さを感じていたのに、妊娠などしようものならもう本当に無理になっちまうでしょ。出産とか誰にも立ち会わせたくないでしょ気持ち悪いし。お願いだから苦しんでるところを見るな。気持ち悪いよ。

 

とかいろいろ思ってしまうから結婚式って憂鬱なんだよなー。幸せなんだけど心のどこかでいっつも虚無を感じる。新郎新婦の両親が泣いてたりすると「うわ~泣いとるわ!貰い泣きしそう……」ってなる一方「自分のときにもし親に泣かれたら気持ち悪っ!て思うのかな」とか落ち込むんだよね。

 

そのたった一日の気持ち悪さを我慢して、多額の費用を支払って親のために結婚式をするかどうかは、まぁ実際に結婚式をするかもしれない状況になったら考えるけど、母親は見たいだろうな、娘のウェディングドレス姿。だって昔からずっと見てぇ見てぇ言ってるもんな。孫抱きてぇ抱きてぇ言ってるし。やめてほしいけど私は親になったことがないから親の気持ちがわからないだけで、自分にも子供ができたらきっと同じ事を思うんだろうか。難しいけど親の願いを叶えてあげられるのは子供しかいねぇんだから、彼らの子供として生まれた私がその使命を果たさなければどうするというんだ…………ってプレッシャーすごいよ

 

いとこのねーちゃんは父も母もいない。だからうちの両親が親代わりみたいなもんだけど、両親がいなくなったときにはいとこたちは既に大人になってたから、まぁほぼ個人の力で生きてきた感じだった。いとこのねーちゃんは「子供は嫌いだからいらない、犬飼う」と去年の正月に宣言し、私の母が猛烈に食って掛かっていた。なんで?生める歳で生んでおかないと後悔する!私だって子供嫌いだったけど自分の子供は可愛いものよ!なんて言ってた。私はまるで自分が言われているみたいで気が滅入るなと思った。いとこのねーちゃんはそれでも「いや、いらない。犬飼うから。」とキッパリ否定していた。

 

いとこのねーちゃんは自分の主張をキチンとできるタイプの人間だから、いいなぁと思った。でもいとこのねーちゃんも、両親が健在だったらまた違ったのかもしれない。……と、思いつつ今日母に「いとこのねーちゃん、どんな犬飼うんだろうね」と話を振ってみた。すると、

 

「犬?そんなことよりまず、子供どうするんだろうね?」

 

おいおい、何言い出すんだこいつ??と思った私が「いらないって言ってたじゃん、去年の正月にさー。」と言うと「そうだっけ?」なんて言ってきょとんとしていた。まさか覚えてないのか、お前があれほど猛烈に「子供を産め」と圧かけてたあの正月を。そうだな、お前べろべろに酔ってたしな……。

 

ほんと気が滅入るなと思った。ほんと嫌いだわこの人。

 

 

あーすごいすごい

人生は長い

 

 

 

 

2019年11月15日(金)

最近はめっきり寒くなって、コートにスヌードで出勤すると「まださすがにそれは暑くない?」と会社の人によく言われてしまう。だが、こんな格好でもしていないと話しかけてもらえない陰キャな私は、コミュニケーション手段としてこのフル装備を活用することを決めた。暑いけどこのまま通勤するぞ。そんな冬の始まりです。

 

クレーマーのレベルがやばすぎる得意先から毎日2時間くらいの説教電話をくらっている部長が、「意味不明なことしか言わないし病みそう」と言い出した。担当の営業課長は気が強くて偏屈なため、このクレーマーとよく衝突してしまう。そのためクレーマーに「あいつは駄目だ、はやく担当を変えろ」と死ぬほど言われているらしい。

そうは言っても我が営業部は部長と課長と3年目と2年目(私)と1年目しかいない。3年目の先輩は得意先いっぱい持ってるし、1年目にこのくそクレーマーを任せるわけにもいかず、部長が「お前に任せるか悩んでる」と言い始めた。本気か冗談か分からないが、「ぜってぇ嫌だな!」という気持ち半分「会社にとって必要な存在にならないとヤバイ、存在意義を見いだすためにはこの窮地に私が踏み込むべきなのではないか?」という自殺願望にも似た気持ちが半分といった感じ。とにかく、あなたじゃないと駄目だ!と言われる状態に早くならないとまずい。現状の私は会社の穀潰しとして着々と存在価値を失っている。(ここんところ毎月予算達成率40%以下はやばい)代えの利かない存在に早くならなければ、と馬鹿みたいに焦っているわりには、「この仕事べつに今日じゃなくてよくない?もう帰ろ」などと言って仕事を翌日に回しすぎて色々なことが停滞している。なんなら人生そのものも停滞しっぱなしで、友人と同居しているおかげで「やばい洗濯してもらってる、代わりに皿洗うか……」「やばい掃除機かけてくれてた、代わりに風呂洗うか……」といった感じで何とか生活をしているか、もうほんと家事以外はスマホTwitterを見ながら毎分毎分更新して、誰も呟かないタイムラインを眺めては空しいな~と思う日々。テレビとYouTube見て寝る。生産性皆無で空虚な毎日よ。

 

彼氏がいないとダメな女はよく馬鹿にされがちだが、実際あれは人間らしく生きていくのに割と有効なのだなと最近やっと分かってきた。誰にも特別な人間として愛されていない、という事実が何年も続くと結構堪える。学生時代なら他にもっと夢中なもので毎日が埋め尽くされていて、楽しくて仕方なくて別に気にもならないのだろうが、大人になると毎日毎日好きでもない会社に通って一日中拘束されて、帰ってきたらもう夜だし家事やって動画見て寝るだけ、そんなものを続けて2年目、合間合間でオタク活動にいそしみ、同人誌を作って売ったりしているものの、さすがに「誰にとっても特別ではない」という事実は結構しんどい。

人間関係における特別感というものは、親愛や友愛より恋愛が一番強く実感できるものだなぁ、と思う。そう何人もいないやん、恋人って。いるやつはいるんだろうけども。

もう欠落してしまったな。どこに行ったんだ私の恋愛感情は。もう最近は、何でもいいからどうにかしてくれや……みたいな投げ槍な気持ちと、いやでも同じことを繰り返すのは面倒だから職のある人と付き合いたいな……という贅沢な悩みがせめぎあう。恋愛対象ではない人間との疑似恋愛遊びを全くしてこなかったせいで、とりあえず誰かに出会ってみようみたいな、こういうとき滅茶苦茶腰が重いし、ティンダーでもペアーズでもやってみるか!みたいな気合いも全く入らない。ペアーズは登録したけど放置しすぎてもう、どこから手をつけたらいいか分からない草ボーボーの庭みたいになっている。

 

そもそも結婚したいのだろうか?と考えたとき、まぁ結婚はしたいんだけど子供というものが本当に本当にいらない。親になれるのか自分?そんな大した人間でもないのにどうやって新たな人間の人生に責任を持てというのか?仕事の責任すら嫌がってるのに親としての責任とか無理です。

あと、妊娠したときに母親から甲斐甲斐しく世話されるのだろうな、と思うと気持ち悪くて本当に無理。母親が嫌いとかじゃなくて、別に母親に自分のことを把握されたくないので、苦しそうとか痛そうとかそういう表情を間近で見られたくない。妊娠から出産までの間はヨーロッパでバケーションでもしててくれないか?みたいな感情になってしまう。あと親になった私が親として振る舞っている姿を親に見られるのがマジで嫌。とにかくマジで嫌。結婚式も親に見られるの嫌。花嫁姿とかバージンロードとか誓いのキスとかケーキ入刀とか本当に本当に嫌。見るな。私を把握するな。

 

親に、幸せになった姿を見せたくないという超絶怒濤の親不孝に育ってしまったのは、親の教育のせいなのか私が勝手に形成した人格のせいなのか、定かではないけれど私はとにかく親に色々な姿を見られるのが嫌だ。……というより、たぶん女の顔をしているであろう自分を見られるのが嫌なんだろうな、なんか分かったわ、すっきりしたわ。

 

そんなわけで毎日「生きてる意味……?」と思いながら推しアイドルの動画やゲーム実況を見て萌えたり笑ったりしながら自分を誤魔化して生きている。この先これが何十年と続くのか、しんどいな。

 

2019年6月20日(木)

夏だな。もうにおいが夏。

 

まず湿度が夏。じめじめしている。中途半端な温度のエアコンをつけられるともうじめじめしてしゃーない。会議中に重役が「寒い」とかいうから23度から26度にされた。いや、おかしない??3度もあげるな。

 

ほら言わんこっちゃない!暑くてしゃーない、これなら消してた方がマシだろ、ってくらいじめじめしてしゃーない。

 

あと日差しが夏。オーブン?みたいな熱。日焼けしてんのが分かるくらい眩しい。日傘はいつも持ってるけどダルいからほぼ差さない。

 

友人に、そうめん食べたくなるね~と言われたけど私は年がら年中そうめんを食べているのでその気持ちは分からない。すまない。

 

車に乗りたい。運転がしたい。走り回りたい。山の中を飛ばしたい。高速をかっとばしたい。誰か助手席に乗ってくれ。アクセルを踏ませてくれ。ハンドルを握らせてくれ。

 

電車嫌いだったけど最近は電車=昼寝になってしまっているので嫌いじゃなくなってきた。まぁ座れなかったら超超超嫌いなんですけども。くさいし。

 

会社用の携帯がガラケーなんだが、高校時代に鍛えた入力スピードはまだ健在だった。私、メール打つの速すぎ。仕事できる女かよ。まぁ授業中にテトリスしまくってただけなんですけども。

 

あんドーナツが食べたい。ラーメン食べたいし焼き肉も食べたい。お好み焼きも食べたい。寿司も食べたいしな。

 

 

 

 

2019年2月4日(月)

友人に子供ができた。とても大切な友人の一人だ。

 

気づかなかった。家飲みでノンアルコールを買っていたこと。煙草を吸いたいと言わなかったこと。野菜ばかり食べていたこと。妊娠が発覚したのは、飲みの前日だったそうだ。ナマモノが大好きなのに刺身を食べなかった。彼女は、1日で母親にかわったのだ。人間はすごい。愛が為せる技なのか。

 

同時に恐ろしい、私は子供が嫌いだ。これから愛する我が子を育てる彼女に、「子供嫌いなんだよね」などと無神経なことは言わなかった。物凄くマイルドに「苦手」と表現したけれど、やっぱりどうしたって好きになれそうにはない。友人はよく「友達が生んだ子供が可愛い」と、インスタグラムか何かの動画を見せてくるようになった。ああ、私たちは大人になったんだな、と実感すると同時に、やっぱり私に子供を愛するのは無理だなと痛感してしまう。子供、全く可愛いと思えない。それでも「かわいいね、やば~」などと、嘘をついて誤魔化す。電車で同じ車両に乗り合わせるだけで嫌だなと思う人間が、他人の無邪気な赤ちゃん動画を見て「可愛い」などと思えるわけがなかった。

 

何が嫌いなのかというと、意思の疎通がとれないから。これは、子供に限らず全てのものに共通するので、外国人も嫌いだ。怖い、言葉の通じない存在は怖い。あと宇宙人も嫌い。同じ理由なら犬と猫も嫌いなのかと言われると物凄く好きだ。

 

せめて友人の子供は愛せればいいと思う。