2018年10月1日

気づけば10月になっていた。今年度ももう半分が終わったということだ。

 

社会人になってから半年も過ごしたとは思えないほど、時間の流れは早かった。このあっという間に過ぎた半年間の中で、自分がどれ程成長できたかは分からない。

はっきり言えることは、自身の成長なんてものには期待も興味もなかったはずなのに、何故こんなに気にしてしまうのか。成長を強制される職だからなのは言うまでもない。営業なんていつまでも同じ力で仕事をしていたらあっという間に役立たずになるだろう。早く辞めたい。

 

課長と話していたとき、課長の部下がほとんど辞めてしまったという話を聞いた。もちろん課長のパワハラが原因ではない。病気で入院してそのまま退職してしまったとか、部署移動してから辞めてしまったとか、たまたまだと思うけど、おかげで俺の育てた部下が全然いないんだと寂しそうに笑っていた。デスクトップを見つめながら「こんな仕事、長くなんてやってらんねぇや」と思っていた自分は、どんな顔をして聞いていればいいのか分からず、大変ですね、という無難な返答だけを残した。課長はいい人で教育も上手なので、ここで私が辞めたら課長が無能だと周囲に決定付けさせてしまうのではと恐れた。

 

仕事はとくに楽しくもない。